■2017/9/17 更新
こんにちわ。Bluetoothオーディオが好きすぎて、気づいたらイヤフォンやヘッドフォンが10個になっていました。大丈夫かな?
製品自体はすでに発表されていたWH-1000XM2、その日本発売が正式に発表されましたね。
旧型であるMDR-1000Xの頃から一部マニアに大人気だったこのシリーズ、その後継機は買いでしょうか?
はい、買いです!(即答)
ということで今回は私が予約した(惚れ込んだ)理由と、WH-1000XM2を買うか迷っているときに参考にしてほしいポイントを紹介します。
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【目次】
- 旧型(MDR-1000X)は買わなかったの?
- WH-1000XM2のスゴいところ
- 気をつけること(イマイチなところ)
- WH-1000XM2はどんな人に向いている?
- MDR-1000XとWH-1000XM2のどちらを買うべきか
- WH-1000XM2の発売日は10月7日
旧型(MDR-1000X)は買わなかったの?
こちらの記事でも書きましたが、量販店で試聴したときにそれまで騒がしかった周囲の音がスゥーッとかき消えていくという体験をして以来、MDR-1000Xを買うことは決めていました。
で、アマゾンや楽天で値段をチェックしていたら…最安値が毎日、数百円ずつ下がるんですよ。
昨日見た時より100円安くなってる…次の日はまた50円下がってるといった状況でした。
おかしいなー、おかしいなー。あ。これ、在庫処分してるんじゃね? と思いました。
従来製品の在庫処分ということは新型機が出る可能性があります。
MDR-1000Xが発売されたからそろそろ1年経過というタイミングもあって、新製品が出る可能性は高かったので様子を見ていたんです。
結果、大正解でした
名機と評判のMDR-1000Xですが、後継機はさらにパワーアップしていました。
WH-1000XM2のスゴいところ
見た目は旧機種とほぼ同じなのですが、弱点をきっちり克服する正統派の進化をとげています。
apt-X HD対応
まずはこれ。ワイヤレスでハイレゾを聴くならそれに応じたコーデックの対応が必要です。
以前からソニー製のコーデックであるLDACに対応していましたが、WH-1000XM2ではライバルとなるapt-X HDにも対応しました。よっしゃ!
これの何が良いのか?
LDACもapt-X HDも技術や音質に違いはありますが、「無線でハイレゾ級の音質を実現するコーデック(圧縮方式)」という基本は同じなんですよね。
最大のメリットは対応する製品の幅が大幅に広がったことです。
今後増えてくるであろうBluetoothハイレゾ製品はLDACかapt-X HDのどちらか、もしくは両方に対応することになります。
ソニー製なら間違いなくLDACをサポートしますが、、他のメーカーがどちらのコーデックを採用するか読めません。
スマホはapt-X HD、ヘッドフォンはLDACにだけ対応ということも起こり得るんです。
それなら両方のコーデックに対応してる方が安心だよねということで、ヘッドフォンと組み合わせる音楽プレーヤーやスマホの選択肢がぐっと広がりました。安心して購入できます。
(iPhoneがLDACかapt-X HDのどちらかに対応してくれたら最高なのですが、その辺の情報はありません…)
【注意】
LDACに対応しているソニー製品(ウォークマンやXperia)しか使わないという方には、それほどメリットはありません。もとからワイヤレスでハイレゾ音質を利用できたので。
ノイズキャンセリング機能のさらなる改良
基本となるキャンセリング能力はMDR-1000X同等のようですが、それは問題ありません。
旧機種のころからノイズキャンセリング能力は十分すぎるほどでしたから。
そして今回からはスマホのアプリと連携してよりきめ細かに設定できるようになりました。
徒歩移動や電車での移動なども区別、それぞれに最適化してノイズキャンセリングを自動設定してくれます。
「電車の雑音を消しつつ駅のアナウンスはハッキリと聴きたい」とか贅沢なニーズに真っ向から応えているところが熱いですね。
さらに飛行機を利用する人には嬉しい機能、周囲の気圧を測定して最適なノイズキャンセリングに自動調整してくれます。
……気圧て。
大丈夫かな? 情熱が高まりすぎてないかな?
ソニーのノイズキャンセリングに対する、「何が何でも雑音を除去するのです…!」という熱意はどこから来るんでしょうね。ちょっと心配なレベルに到達しつつあります。
でもそこがソニーらしくて大好きです。
気をつけること(イマイチなところ)
さて、ここまで褒め倒してきましたがダメなところも書いておかねばなりません。
前機種のMDR-1000Xから唯一の弱点として指摘されていた、本体の耐久性が弱いことについてです。
MDR-1000Xを実際に店頭で確認したときも、イヤーパッドとアーチの継ぎ目の強度に不安がありました。
プラスチックの心細さというか、もし力を込めて逆方向に曲げたらポッキリ折れそうなんです。
購入者の口コミでも、「継ぎ目のパーツが割れた」というものがいくつかあったので、ここは改善してほしかったのですが…
写真を見る限り全く同じボディなので改善されていない可能性が高いです。
外でもラフに使いたいという方は店頭で実際に触って確認してみてください。
人によっては致命的な弱点かもしれません。
【追記】新型でつなぎ目は補強されたか?
2017/9/17 ソニーショールームで発売前のWH-1000XM2実機を確認してきました。
写真の通り、素材や質感も含めて前機種である1000Xと同じだと思います。違いとして分かるのはロゴくらいですね。
新型でもつなぎ目を強化した形跡はありませんでした。
WH-1000XM2はどんな人に向いている?
元から完成度が高かった名機MDR-1000Xから「そうそう、ここを強化してほしかった!」と言いたいところに手が入って、(本体の強度以外は)ほぼ究極系となったWH-1000XM2は買いと断言できます。
どういう人が買うと、より幸せになれるのか考えてみました。
移動中に音楽を聴くなら文句なしの最有力
ソニーも頻繁に「ノイズキャンセリング能力は業界最高クラス」と宣伝していますが、これについては本当です。
音質なら他メーカーの方が上ということもありますが、ノイズキャンセル機能にかぎっては現状最高と言ってよいと思います。
そして今回はさらに「利用時の環境に合わせた最適化」にまで全力を出してきました。
音質も平均以上に良いので、「電車や飛行機などの移動中やカフェで静かに音楽を聴きたい」という用途なら現状で最有力です。
なかでも飛行機に限っては「気圧の変化まで検知してノイズキャンセリングを最適化する」というこだわりようなので、機内で静かに音楽を聴くという使い方なら最高峰ですね。
MDR-1000XとWH-1000XM2のどちらを買うべきか
ここまで紹介した進化ポイントと差額を見比べて判断してみてください。
2017年9月2日現在、価格差はこうなっています。
■MDR-1000X:35003円(ポイント還元なし)
■WH-1000XM2:43070円(ただしAmazonでは10%ポイント(4307pt)還元)
8,000円ほどの価格差ですがポイント還元で実質4000円差になっています。
私はapt-X HD対応を重視していたので新型を買いました。
WH-1000XM2の発売日は10月7日
Amazonで予約したので発売日には届くと思いますが、あと一ヶ月もあるのか…
届いたら音質や使い勝手も含めた詳細レビューをアップします!
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