ついにAmazon Echoシリーズの日本発売が正式に発表されました!
スマートスピーカー(AIスピーカー)というジャンルを最初に作り出し、販売台数でも世界累計1000万台を突破したAmazon Echo、現在もトップを独走するこのシリーズに期待が高まりすぎてヤバイです。いやー、テンション上がりますね!
さらになんと3種類の同時発売ということで…え? 3種類?
…「Echo dot」「Echo」「Echo Plus」って何がどう違うの? どれを買えばいいの?
というわけで今回は「Amazon Echoに興味はあるけれど何が違うの?実際にどれを買えばいいの?」と悩んでいる方のために、できるだけ分かりやすく説明してみます。
結論を先に書くと、まずはAIスピーカーがどんなものか体験したいのであれば、スタンダードモデルの Amzon Echoのコストパフォーマンスが圧倒気に良いです。
数年先の将来を見据えてAIスピーカーを通して電球や家の中の家電を音声操作したいのであれば、Echo Plusがお得です(ただし本体価格が1万円ほど高くなる)。
ちなみに私はEchoを購入(招待メールをリクエスト)しました。
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【目次】
購入前の注意点。招待制で買いたくても買えない!?
「じゃあいっちょ買うか!」と意気込んだものの、購入ページをよく見ると、招待メールをリクエスト?
…何を招待するの?
どうやら販売台数などの事情により、買いたい人全員が買えるわけではないようです。
リクエストメールを送った人の中から抽選で当たった人だけが購入できると。
数ヶ月もすれば在庫も潤沢になって、いつでも誰でも買えるようになるでしょうが、販売開始のタイミングでは生産が間に合わなかったのかもしれません。
「あらあら殿様商売ですね」と思うものの、やっぱり欲しいので招待メールをリクエストしちゃいました。悔しい。
「Echo dot」、「Echo」、「Echo Plus」3機種の違い(比較表あり)
まずは比較評からどうぞ。
3機種の違いで分かりやすいのがサイズと価格ですね。
直径は3機種とも8~9センチくらいですが、価格が上がると円柱形に高さが伸びていきます。
価格もかなり違っていて、プライム会員なら実売価格がEcho dotで3980円、Echoで7980円とかなりお安くなります。
プライム会員割引は11/17までにリクエストした場合のみ適用されるので、購入予定の方は早めにリクエストしておく方が良いと思います。
さらに注意したいのがハイエンドモデルのEcho Plusで、こちらはプライム会員割引がありません。
EchoとEcho Plusの価格差が1万円なので、後述するスマートホームハブ内蔵に1万円払う価値を感じるかどうかが分かれ目になります。
エントリーモデルで持ち運びに便利なEcho dot
「Echo dot」が一番コンパクトです。小型でどこにでも置けるし、持ち歩きも簡単なサイズなのが持ち味です。
価格は5980円(プライム会員は2000円OFFで3980円)。ただし音質はスタンダードのEchoやハイエンドのEcho Plusより劣るようです。
目玉機能である人工知能「アレクサ」には対応していますし、音楽ストリーミングにも対応しているので基本機能を押さえつつ値段を抑えたい、お試しで使ってみたい人に最適なモデルです。
コスパ抜群のメインモデルEcho
「Echo」は直径はdotとほぼ同じ8.8センチですが、高さが14.8センチの円柱形になります。
価格は11980円(プライム会員は4000円OFFで7980円)。名前も「Echo」とシリーズ名を冠されているメインモデルです。
割引価格から考えてもAmaonはこれをメインに据えていくつもりでしょう。
性能的にはdot同様にアレクサ(Alexa)や音楽ストリーミングには当然対応していて、本体サイズの大きさからスピーカー性能(音質)もぐっと上がります。音楽再生目当てで買っても満足できるモデルですね。
将来を見据えてスマートホームハブ搭載の上位機種「Echo Plus」
Echoよりさらに9cmほど高さが増して、スマートホームハブが搭載されているハイエンドモデルが「Echo Plus」です。
このスマートホームハブ、Echoの公式サイトを読んでもいまいち何が良いのか読んでもよく分からないので調べてみました。
まず、電球やテレビなどを音声やスマホで操作するためには、家庭内の無線LAN(ホームネットワーク)に接続されている必要があります。
そうなると電球1つごとに無線LANに接続することになるのですが、待機電力などデメリットが大きいです。
そこでホームネットワークに接続して中継所になるハブ(ブリッジ)を1つ用意して、そのハブから各電球などにON、OFFなど操作用の省電力信号を出せば良いわけです。これがスマートホームハブです。
ただし今はメーカーごとに異なるハブが必要になるので、家中の家電製品を操作しようと思うと、複数のハブを揃える必要があります。これはコスパも使い勝手も良くありません。
「じゃあAmazon Echo Plus側にハブを内蔵してしまえば、あとは操作される機器側がそのEcho専用規格に対応してくれれば独自のハブは必要なくなるよね」というのがEcho Plusのスマートホームハブの正体です。
個別のハブが必要なくなって良いことづくめなので追加で1万円なら…と思いますが、ここで結論。
これはもうバッサリいきます。個人的に、スマートホームハブ内蔵モデルはまだ必要ないと判断しました。
・現時点で対応機種が限られているので、使える範囲が狭い(ただしこれから増えていく可能性は高い)
・対応製品が出揃う頃には次機種にハブ機能が標準搭載されている可能性がある
まず気になるのがAmazon Echo Plusのスマートホームハブに対応している製品がまだ数が非常に少ないことです。
そしてスマートホームハブの内蔵は今後Echoシリーズの標準機能になってくる可能性が高いので(Amazonはとくに後継機種で上位機種の機能を取り込むことが多い)、来年発売されるであろう後継機まで待つという手があります。
今年はまだスマートホーム使わないのであれば、差額の1万円で来年対応機種が出揃ったころにもう1台Echoが買えます。
※ただし、今ならEcho Plusを買うと対応LED電球を1つプレゼント(無料で購入できる)というサービスをしているので、「Echo Plusを届いたその日から電球1個は音声操作でON・OFFできる」というのはちょっと惹かれるものがありますね。
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購入を見送ってしばらく様子を見るのもアリ
Amazon Echoを取り巻く環境はiPhoneが登場した頃によく例えられます。「爆発的に普及する直前だから今買っても損はしない」ということですね。
ですが逆に考えると、「まだ環境が整っていないから、買うのはまだちょっと早い」とも言えます。
「スマートスピーカーが実現する未来感! SFが日常に!」と興奮する人は黙っていても買いますし、そういう人はAIスピーカーを見てるだけで幸せになれるので心配いりませんが、ごく普通の日常利用なら「天気やニュースを教えてくれるちょっと高性能な無線スピーカー」という程度なので、来年の次機種まで様子を見るのもアリです。
AIスピーカーの本領はAndroidやiOSのように、「アプリ(Amazon Echoではスキルと呼びます)が追加されることで機能やできることがどんどん増えていく」ことですから、今後数年かけてもっと便利に、面白くなります。
そして来年発売されるであろう次期Echoシリーズでスマートホームハブが標準搭載されたら、家電製品のEcho対応も一気に増えていくでしょう。
そうなると家の電気をつけたり消したり、エアコンの操作からタクシーの手配などが一声でできるようになります。未来ですね。
もちろん、その辺りの整備がまだ完全でないことを承知した上で、進化を楽しみにしつつ買うのもアリです。私はそれが理由で買います。
そして他社も積極的にAIスピーカーを発売しているので今後の動向も気になります。
Amazon、Google、AppleはもちろんソニーやLINE、各種オーディオメーカーまで参入してきてややこしい状況なので、サービスの対応状況なども日々変わっていきます。
今はAmazon Echoがトップですが、来年は全く無名の新規メーカーがAIスピーカーの覇権を握っているかもしれません。
メーカー争いが落ち着いたころに一番人気のある(シェアが高い)メーカーの製品を買うというのもオイシイですね。
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