突然ですがデュアルディスプレイに憧れています。
PCモニターを2台並べて、作業領域を2倍にするというアレです。
というのも、デュアルディスプレイ(デュアルモニター)にした人は、皆さん口をそろえて「作業効率が2倍に上がった!」「もうシングル(モニター)には戻れない」と絶賛ばかりなんですよ。
そんなにイイのか! ならうちもノートPC+セカンドディスプレイにしてみるか! と意気込んだものの、今のディスプレイって、下は1万5千円くらいから上は10万越えまであって、どれが良いのかさっぱり分かりません(というか値段に差がありすぎじゃない?)
それで色々と調べたり悩んだりした結果、ディスプレイメーカーでは有名なEIZOブランドに決めました。
主な理由はこんな感じです。
1日8時間くらい眺めることになるので、目が疲れにくい機能があること(重要)
長時間使うものだから、なるべく高画質が良い(ただし文章とイラスト作成がメイン用途なので動画性能は重視しない)
フレームレスが良い(なんとなくオシャレだから)
さすがに5万円以上は出せないので、上の条件を満たししつつ5万円以下でお願いします
この条件で絞り込んでいったところ「EV-2451-RBK」がぴったりハマりまして、Amazonのレビューでもかなりの高評価だったので購入となりました。
ここでもう結論を先に言ってしまいますが、音質はイマイチ、画質と使い勝手は大満足です!
【目次】
- EV2451のスペックまとめ
- EV2451-RBKの外観
- 角度調整が優秀すぎる!
- 最新スマホ並のフレームレス(ベゼル幅5.3mm)
- ディスプレイ画質はさすがのEIZOクオリティ
- 【音質】本体スピーカーの音質は正直イマイチ。オマケと割り切るべきか
- まとめ
EV2451のスペックまとめ
23.8インチの液晶でフルHD解像度(1920×1080)
IPS液晶(視野角178°)
アンチグレア(非光沢タイプ)
EV2451-RBKの外観
まずは開封前の写真とディスプレイ外観。
とくに変わったところはありません。普通のダンボールです。
公式サイトによるとEV2451の後に続く「RBK」の意味はRが量販店モデルで、BKはそのままブラックという意味のようです。
ディスプレイ外観もいたって真面目でシンプルですね。
と思わせておいて・・・背面がなんかカッコイイぞ!?
赤い丸で囲んだ部分でディスプレイの高さ調整のときに伸びたり縮んだりするのですが、なんというか無駄にカッコイイです。
ギミック的に燃える感じですね。こういうの好き。
横からみると分かりやすいですね。
実際に使用する際はディスプレイ面しか見ないので、背面のデザインに凝っても意味がない気もしますが、ともかくカッコイイです。
あと単純に高さ調整の幅があるので、机の高さや自分の身長に合わせて調整できます。
同梱されているケーブル類が豊富
これは箱から出してみるまで知らなかったのですが、EV2451-RBKは同梱ケーブルが充実しています。
電源ケーブルは当たり前として、PCと接続するためのHDMIやディスプレイケーブルも同梱されていたのは嬉しい。
HDMIケーブル(金メッキ仕様)
ディスプレイケーブル
USBケーブル
とくにHDMIケーブルはサビ防止の金メッキコーティング品で、端子にはご丁寧にプラスチックカバーまで付いていました。EIZOの真面目さが好印象です。
角度調整が優秀すぎる!
以前使っていたディスプレイは高さのみ調整可能だったので驚いたポイントがこちら。
左が標準角度、右は最大限傾けた状態です。
ディスプレイを見つめる時、高さと合わせて角度も調整できるので首が疲れにくいようになっています。
最近のディスプレイってこんなに便利なんですね。もっと早く買えば良かった・・・
最新スマホ並のフレームレス(ベゼル幅5.3mm)
EV2451のウリでもあるディスプレイのフレームについて見てみましょう。
(出典:公式サイト)
5.3mmということで実際に見てもかなり細いです。
下にあるノートPCと比べるとベゼル幅の細さが際立ちます。
こんなふうにディスプレイを2枚、4枚繋げてマルチモニターにするヘビーユーザーには嬉しいと思います。
(出典:公式サイト)
私はデュアルで十分なので「オシャレだな!」という感想です。
ディスプレイ画質はさすがのEIZOクオリティ
これは普通に満足です。
もともと画質に対する評価の高さからEIZOにしたのですが、期待通りです。有機ELやハイエンドディスプレイには及びませんが5万円以下のカテゴリとしては十分。
参考までに、白い画像を全画面表示して輝度ムラを確認しましたが、四隅がわずかに暗くなる程度で十分に許容範囲でした。
ドット欠けなどもありません。
これ以上のクオリティを求めると、それこそ10万円超えとか有機ELしか選択肢がないので、これで十分です。
イラスト製作からテキスト作業までOK
色域がsRGB相当ということで、プロ用モデルのようにハイスペックなカラー性能ではありませんが、趣味のイラスト作成には十分なクオリティです。
画質モードもプリセットされているのでテキスト作業のときはPaperモード(ブルーライトを軽減して眼精疲労を軽減)にすることも出来ます。
【音質】本体スピーカーの音質は正直イマイチ。オマケと割り切るべきか
画質と使い勝手については満足ですが、ここで1つ問題が出てきました。
HDMIケーブルで接続するとPCの音声もディスプレイ側で再生できるのですが、これはお世辞にも良いとは言えません。
音量もたいして出ませんし、音質も「一応鳴っている」というレベルです。
これはまあテレビですらない専業モニターに音質を期待する方が酷ということでしょうか。
もともとPCの音声は外部スピーカーやBluetoothヘッドフォンで再生しているので実際の利用に不便はありませんが、音質には期待しない方が良いです。
まとめ
実際に使ってみた感想は、「作りがしっかりしていて、真面目で優秀なディスプレイ」でした。
画質が良く、高さや角度調整などの使い勝手が優秀で、最新のフレームレスにも対応しているということで、ディスプレイに期待する基本的なことが全て平均点以上で実現されているイメージです。
5万円以下で高画質できちんとしたディスプレイが欲しいなら、満足できる製品です。
(2017/10/9現在 37000円程度)
ただし音質については期待しないでください。テレビ的な使い方を期待している場合は、スピーカーを別に用意するか音質にもこだわった製品を探す方が良いかもしれません。
というわけで念願のデュアルディスプレイになったわけですが、能率は上がったのか、それはまだ分かりません。
カッコイイからまあいいかなって・・