こんにちは。今回は格安SIMのココが気になるシリーズ、「実際の通信速度はどうなの?」についてです。
月々の料金が安くなることは分かったけど、実際の通信速度が激落ちして使い物にならないのでは困りますよね。
私も格安SIMの契約前は速度の低下が一番気になっていました。
格安っていうくらいだから相当遅くなるんじゃないの?…と。
しかし、実際はそんなことはありませんでした。
確かにお昼時や朝晩の通勤電車の中ではサイトの表示が遅くなりますが、ネットの利用はそれほど困りません。また、混雑時以外であれば、ドコモやauと遜色ないスピードが出ました。
ここは論より証拠で、実際に計測してみるのが一番。
というわけで、私が契約している2017年6月時点でのBIGLOBE SIMをiPhone 7で計測してみました。
【目次】
2017年6月の計測結果(東京)
平日の朝
「平日の朝8時ごろ・東京駅付近の満員の通勤電車」という、想定するなかで一番厳しい計測環境です。
アップロードは17Mほど出ているので全く問題ありませんが、やっぱりダウンロードは厳しいですね。
0.7Mといえば、一昔まえのADSLレベルというところでしょうか。
実際の使用感としては写真や画像がたくさんあるサイトでは読み込み完了までに5~6秒ほどかかりました。
TwitterやLINE、テキスト主体のサイトであればとくに問題なくサクサク表示できます。
YoutubeやAbemaTVなどの動画は読み込みが完了するまで30秒くらいかかるので実用的ではありません。
次は比較的空いていると思われる午前10時ごろです。場所は同じく東京、ただし電車ではなく街中です。
はい。上り下りともに快適そのもの。
なぜかアップロード速度が通勤電車よりも遅いですが、別段問題はありませんでした。
6M出ているのでYouTubeなどの動画視聴も含め、いたって快適です。
平日の昼
昼休みの東京駅周辺です。
アップロードは10M以上出ているので問題ありませんが、ダウンロードが0.9M弱。
昼休みは利用者が一気に増えるからでしょうか、やっぱり厳しいですね。
同じ場所で、1時間ちょっと経過した13:30頃の計測結果がこちら。
はい、32M出ました。極端だなオイ。
結果、とても分かりやすく、昼休みになって利用者が増えると1M弱まで落ちて、昼休みが終わると爆速になりました。
平日の夜
こちらは帰りの混雑中の通勤電車です。
朝の通勤ほどではありませんがやはり東京駅は圧倒的に人が多いのでシビアな条件です。
結果は下り0.97M。ほぼ1Mなので朝の通勤時に近いイメージですね。
朝に比べると多少は改善していますが、実際に利用した感じでは印象はほとんど変わりません。
これ以外の時間帯も測ったのですが基本的には10~20M出ています。
結論。朝・昼・夜の混雑タイム(それぞれ1時間くらい)は遅くなりますが、それ以外の時間は快適そのものです。
以上、2017年6月BIGLOBE SIMの計測結果でした。
まとめ
2017年6月の速度結果を踏まえて、状況まとめです。
・朝の7~8時、昼の12~13時、夜の18~19時の間、都心にいるとダウンロード速度が1MB程度まで下がる。
・↑のコアタイム以外は動画も含めていたって快適。ドコモと同等レベルで利用できる。
・アップロードについては速度にバラつきはあるものの、そもそも利用者が少ないので何時に利用しても問題なし。
ドコモやauで月7GBのプランを利用しいれば月の基本料金が7000円くらいですが、格安SIMにすることでスマホ料金が半額以下の月額2500円程度まで下がります。
「朝、昼、晩の1時間は通信速度が1M程度まで遅くなる」ことと比較して、納得できそうなら、格安SIMにする価値は大いにあると言えますね。