さんざん迷った結果、タイトル通りiPad Pro 10.5インチの購入を決めました。
先日の記事でも書きましたが、久しぶりにテンションが上がるほどの新製品だったので、これはもう買うしかないと。どうせなら使い倒してレビューもしてお役立ち記事も上げまくるしかないなと。
さて、買うと決めたら次は肝心なことを決めないといけません。
本体カラー…ではなく、容量…でもなく。
Wi-Fiモデルか、Wi-Fi+セルラーモデルのどちらにするかです。
今回も個人的な結論を出しますが、値段や使い勝手についても考察しますので、どちらのモデルを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
【目次】
「Wi-Fi」と「Wi-Fi+セルラー」の違いは?
まずは簡単におさらいから。「Wi-Fi」と「Wi-Fi+セルラー」、この2つはそもそも何が違うのでしょう?
※両方ともWi-Fiには対応していて名前が紛らわしいので、以後は「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル」と呼びます。
Wi-Fiモデル
Wi-Fiは自宅や駅、カフェなんかでインターネットを利用するために必要な機能です。無線LANともいいますね。
スマホやタブレットがネットに接続するための基本的な機能なので、ほぼ全てのタブレットが最初から対応しています。
「iPad ProのWi-Fiモデル」は無線LAN環境でネットに接続できるわけですね。
Wi-Fiモデルでもスマホのテザリング機能を利用すればいつでもどこでもネットに接続できます。
スマホも併用する場合、セルラーとの違いはテザリングをONにする一手間がかかるかが違いです。
セルラーモデル
さて次はセルラーです。
セルラーモデルの場合、Wi-Fiモデルと同じ無線LANに加えて、スマホ・携帯電話のネットワーク(LTE)に接続できます。
ドコモやau、ソフトバンクのネットワークに接続できるので、スマホと同じ範囲でネットに接続することができます(回線業者との契約が必要です)。
最近は格安SIMが一般的になってきましたが、iPadもセルラーモデルであれば格安SIMを装着してネットを使うことができます。
「Wi-Fi」と「セルラー」の価格差
Wi-Fiとセルラーモデルの価格差は1万5000円です。
要はWi-FiモデルにLTE接続機能をくっつけると15000円アップするということですね。
私が買おうと考えている10.5インチ、256GBであればこうなります。
Wi-Fi :80800円(税抜)
セルラー:95800円(税抜)
お高い製品を買うのだから、どうせなら妥協せずにセルラーモデルと行きたいところですが、ここでいったんまとめ。
【ミニまとめ】セルラーモデルの良いところ・悪いところ
【良いところ】
・SIMカードを装着することで、いつでもどこでもネット接続可能になる
【悪いところ】
・本体の値段が高くなる(同じスペックのWi-Fiモデルと比較して1万5000円UP)
・月々の利用料がかかること(格安SIMで費用は抑えられるが、Wi-Fiモデルなら追加費用なし)
セルラーモデルの便利さはスマホのテザリングで代用可能か?
セルラーモデルならドコモやauなどの大手通信会社と契約するか、格安SIMを利用することで常時接続が可能になります。
ですが、ネットに接続するときはスマホのテザリング機能を利用すれば、常時接続に近いことは実現可能なわけです。
本体の価格も抑えられるし、追加のSIM料金もかからないので出来ればテザリングで済ませたいところですが、実際はどれくらい面倒なのでしょうか。
iPhoneがあればテザリングがすごく簡単
iPoneとiPadがあればテザリングはとても楽ちんです。このあたりはさすがApple。
最初のセットアップ時にAppleアカウントを設定しますが、この時にiPhoneとiPadで同じアカウントを利用していれば、テザリングの手間がほとんど0になります。
iPadでネットに接続したいとき、まずiPhone側は何もする必要がありません。
iPadの設定画面を開いて、Wi-FiをONにします。 ※最初からONになっているならそれでもOK
Wi-Fiの接続先候補として、他の候補とは別格の扱いでiPhoneが表示されるのでタップします。
はい、できました。これでiPhoneのテザリング機能を利用してiPadもインターネットに接続可能です。
今後はiPadのWi-FiをONにしたときにiPhoneが近くにあれば自動的にテザリングが開始されます。
外出するときもiPhoneは持っていると思うので、これでiPadもほぼ常時接続に近い感覚で利用できます。
操作するのはiPadだけ。iPhoneはポケットやカバンから出す必要すらありません。すばらしい…
これがAndroid+iPadになると、Android側でテザリングの待受状態にしてからiPadを設定して…といった手間がかかります。
スマホはAndroidという場合はiPadセルラー版にすることで余計な手間が省ける分、セルラーの価値が高まりますね。
【まとめ】結局どちらを買ったのか
以上、ここまでWi-Fiモデルとセルラーモデルのメリットデメリットについて見てきましたが、結局のところ使う側の違いは「iPadからインターネットに繋ぐときに一手間を重視するか」です。
セルラーモデルなら常時接続されているので何も気にする必要がありません。ただし本体が15000円UPして、月々のSIM利用料がかかります。
Wi-Fiモデルは出先などでWi-Fiスポットがない場合、スマホのテザリングを起動する手間がかかります。ただしiPhoneユーザーならその手間もほとんどありません。
私の場合、「iPhoneユーザーだからテザリングも簡単だしWi-Fiモデルでいっかなー」という理由でWi-Fiモデルに決定しました。
すでにiPhoneユーザーで、今回iPadを買い増すという方はWi-Fiモデルも検討してみても良いのではないでしょうか。
(もちろん、それぞれの環境によって変わりますのでご注意を)
最後にまとめです。
自宅だけでiPad Proを利用する場合
・自宅にWi-Fiがあって、利用場所が主に自宅であればWi-Fiモデルで十分です。
むしろセルラー(携帯電話ネットワーク)の使い所がありません。
外でも利用したい、家にWi-Fiがない場合
・既にiPhoneを利用している場合、iPhoneのテザリング+Wi-Fiモデルでも十分に快適です。
・Androidユーザーの場合、テザリングする時にスマホ側の操作で一手間かかるので、セルラーモデルが活躍します。
セレブの場合
・どうぞセルラーモデルを買ってください。
以上、セルラーモデルとWi-Fi、どちらを買うべき?という話でした。
注文も完了したので、あとはiPad Proが届くその日を待つばかりです。
……到着予定が6月23日以降だと…!?
(どちらを買うか迷っている間に到着予定日がどんどん遅くなりました)