■2017/6/11追記
ついに新型のiPad proが発表されましたね。皆さん買おうか迷っていますか?
私は迷っています!
かつてないほどに魅力的なiPad Pro(10.5インチ)。
私がタブレットに求める主な目的は「イラストを描くこと」なので、主に絵描き方面からの考察になりますが、前モデルとの違いを見つつ、実際のところ買いなのか結論を出してみたいと思います。
いやー、ワクワクしますね! むしろこうやって買おうか悩んでいる時が一番楽しいですよね!
スポンサーリンク
【目次】
- 待望の10.5インチ登場!
- リフレッシュレートが120Hzになった
- 9.7インチのiPad Proから買い換える価値はある?
- 買うなら本体メモリは何GBがいい?
- 【結論】イラスト用途で見るとiPad Proのなかでも屈指の進化。
- 【番外】ベゼル(外枠)を小さくするという流れは、次期iPhoneにも来る?
待望の10.5インチ登場!
さて、やはり最初は今回の最大の特徴である液晶画面のサイズからいきましょう。
今までと同じ12.9インチと、9.7インチから置き換えわった10.5インチの2シリーズ体制になりました。
12.9インチモデルに関しては前モデルと同じサイズなので、注目すべきは10.5インチ。
ただ画面が大きくなっただけなら「ふーん」という感じですが、本体サイズが同じで画面だけが大きくなったというからもうたまりません。
こんなのずるい。完璧じゃないですか。「こうなったらいいな」と妄想していたことが現実になりました。
とくにiPadは上下左右のベゼルが大きくて、本体サイズのわりに画面サイズが一回り小さいのが残念だったので本当に嬉しいです。
イラストを描く場合、描画可能な画面サイズが広いことは絶対的正義ですからね。
本体のサイズが同じであれば、画面サイズは大きい方が良いのです。 逆はありません。大きければ大きいほど良いのです。ぶっちゃけホームボタンもいらない。
もちろん本体サイズにこだわらなければ12.9インチモデルのほうが良いです。
実際12.9インチのiPad Proはイラスト・漫画業界でも好評で、プロの仕事場でも利用されいますしね。
ですが私はiPad Proについては「スケッチブック」的な要素を求めています。
電車でもカフェでも、カバンから取り出したら、その場ですぐに絵を描ける環境が欲しいのです。
家で腰を据えて本気の絵を書く時はワコムのタブレットのほうが良いのですが、iPadには持ち運べるという強みがあります。
持ち運びを考えると9.7インチが良いのですが、さすがにちょっと画面が小さい。
そこに現れたのが今回の10.5インチiPad Proです。
持ち歩くことが出来るサイズ・重量で可能な画面サイズとしては10.5インチが限界の大きさではないでしょうか。
来年、再来年になれば新モデルが出てきて有機EL化やApple Pencilの書き心地アップはあるでしょうが、イラスト用途としては今回の画面サイズアップの進化度には及ばないと思うのです。
(有機ELのiPadは超欲しいですが…)
ともかく、9.7インチサイズの本体に10.5インチの液晶を搭載してくれたiPad Proは、イラスト用途で考えれば、これだけでも買う価値がある進化だと言えます。
リフレッシュレートが120Hzになった
iPadに限りませんが、液晶画面は人間の目では認識できないほどの速さで画面をパパパッと切り替えることで動きを描写します。
基本的には高速に画面を切り替えるほどなめらかな動きが表現できます。いわゆるヌルヌル動くというやつですね。
原理はアニメーションと同じです。
そして「1秒間に何回画面を切り替えるか」、その回数をリフレッシュレートと呼びます。 今までのiPadは最大で60Hz(表示するコンテンツによって上げたり下げたりしていた)だったので、これを言葉にすると「1秒間に60回画面を切り替えることができた」ということです。
これが今回120Hzになったことで、これまでの2倍、1秒間に画面を120回切り替えることができるようになりました。当然映画やスポーツ番組など、遥かになめらかな動きで見ることができます。
指やApple Pencilで操作する際も恩恵があります。
現行モデルのiPadも十分にヌルヌル動くので、指での操作に不満はありませんでしたが、アクションゲームなど、素早く細かい動きが必要な場面でも思った通りに反応してくれるようになります。
Apple Pencilではペン先の動きと画面上のカーソルの動きの遅延(レイテンシ)がさらに小さくなって、より紙に書いている感触に近づくわけです。
数値上では遅延が20ミリ秒まで減少したということですが、実際に感じ取れるのは、また一段と紙に近づいたということでしょうね。うーん凄い。
今回のiPad Pro10.5インチをイラスト用途から見ると、
「9.7インチの本体に10.5インチの液晶画面を搭載したことで描画できるキャンバスが大きくなった。参考に動画を見る場合も動きがなめらかになり、Apple Pencilの書き心地は確実にアップ」
というところです。
もちろん頭脳となるCPUもパワーアップしていて、公式いわく「たいていのノートPCに勝っている」とのことですが、イラスト用途であればそのあたりは気にしてなくも良いかと。現行モデルでも十分に早いです。
9.7インチのiPad Proから買い換える価値はある?
これが難しいところです。同じ本体サイズで0.8インチほど大きな液晶を搭載しているので、明確にパワーアップしているのですが、じゃあそれで10万円近くするものを買い換えるか?となると悩みます。 利用できるアプリが同じである以上、9.7インチのiPad Proから買い替えて劇的な感動があるかというと、おそらく無いでしょうし。
買うなら本体メモリは何GBがいい?
64GBはおすすめしません。
せっかくのiPad Proですから、動画や音楽もダウンロードするでしょうしKindleだって利用するでしょう。とくにKinldleは調子に乗って漫画を買いすぎるとあっという間にメモリ容量を圧迫するので64GBでは足りなくなります。
256GBや512GBであれば十分ですが、64GBは避けた方が無難です。
【結論】イラスト用途で見るとiPad Proのなかでも屈指の進化。
というわけで「いつでもどこでもイラストが描ける」というお絵かき用タブレットとしてはほぼ究極の形になった10.5インチiPad Pro。
イラスト用途なら間違いなく買いと言えるモデルです。
私はといえば、さっきからApple公式サイトを何十回も行ったり来たりしています。
欲しい。でも最近ちょっと出費が続いているのでもう少し間を置いて…ああでも欲しい…
【番外】ベゼル(外枠)を小さくするという流れは、次期iPhoneにも来る?
これはもうほぼ間違いなく来るでしょう。
今までもiPhoneとiPadは親戚関係のように進化を共有してきたので、ベゼルを小さくして液晶画面を本体いっぱいに 広げる流れはかなりの確率で次期iPhoneにも採用されると思われます。
ちなみにiOS 11ではロック画面でもApple Pencilでタッチすることでメモが取れる機能が追加されます。
「何時でもどこでもすぐメモが取れる」という機能は、iPhoneのように常に持ち歩くスマホでこそ輝くので、次期iPhoneでApple Pencil対応という希望がまた復活してきました!
【追記】 結局買うことにしました。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルに悩んだ顛末についてはこちら。
スポンサーリンク
スポンサーリンク