こんにちは。今回はタイトルの通り、Amazonから発売されているfire TV stick(旧型)のレビューです。
新型のfire TV stick(New)が4月6日に発売されるとは知らずに、一ヶ月ほど前に旧型を購入していました。
新型はCPUがクアッドコア化されるなど順当にスペックアップして(旧型はデュアルコア)、音声操作にも標準対応(旧型では高級モデルのみ音声対応)、それでいてお値段据え置き(¥4980)のようですね。良いことづくめじゃないですか。
これで旧型買う人とかいるの? いたよ。ここに。
これからfire TV scickを買おうか迷っている方は安心してください。
旧型でも5000円以上の価値は十分にありますから。新型であればなおさら大丈夫です。
そんなわけで今回は悲しみの旧型レビューをお送りします。大丈夫、泣いていない。
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【目次】
テレビとの接続は簡単
箱から出した後はこんな感じでテレビのHDMI端子に差し込みます。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、本体の下面からケーブルが伸びています。USB接続の給電ケーブルです。
最近のAmazonオリジナル製品はハードウェアの品質も悪くないと思うのですが、これはちょっと残念。
格好悪いし、なにより他のHDMIケーブルの邪魔になります。
電源が必要ならそういうデザイン(本体の端に接続とか)にすれば良いのに…というのが正直な印象です。
新旧スペック比較
次は新旧モデルのスペック比較です。
赤字は新型でバージョンアップされた部分です。CPUやGPU、Wi-Fiが高速化されたことから、主に画面切り替えの速度や操作感の向上がメインのようですね。
後ほどのレビューでも説明しますが、旧型ではたまに動作が遅くなるケースがあるため、CPUの高速化はダイレクトに恩恵を受けられるでしょう。
旧型から変更されていないのがメモリやストレージの容量。
ストレージについてはfire TV Stickでゲームをするのでなければ重視する必要はありませんが、メモリ容量が据え置きなのは少々残念ですね。
さらに注目したいのが画面解像度が据え置きなこと。
新型でもまだ4K解像度には対応しないようです。
テレビではフルHDが主流ですが、今後4Kテレビが増えてくることを考えると高解像度にも対応して欲しかったところです。
その辺りは「4Kが見たい人はFire TVを購入してね」という住み分けなのかもしれません。
現在フルHDテレビを所有していて当分買い換える予定がなければfire TV stickでOKですが、4Kテレビを所有 or 近いうちに購入予定がある場合はFire TV(11980円)を購入した方が幸せになれます。
fire TV stick(旧型) 詳細レビュー
やっぱりプライムビデオ最高や!
fire TVシリーズを買う目的といったらこれですよね。テレビの大画面でAmazonプライムビデオが鑑賞できます。
以前にも記事を書きましたが、年額3900円でこのラインナップ
は破格です。プライムビデオ本当におすすめ。
ひとつ注意点。fire TV stickはリモコンで操作することになりますが、基本的にはサクサク動きますが、それなりの頻度でカーソルなどの動きが遅くなります。CPUやメモリの処理が間に合っていない感じですね。
番組をスクロールする時にカクカクしたり、アプリ起動時に5秒くらい待たされることがあります。
これでイライラするとまではいかないのですが、スムーズに動くならそれに越したことはありません。新型が妬ましい。
PS4のビデオアプリとの違いは?
プライムビデオはPS4にも対応しているので比較など。
こちらがPS4版のプライムビデオ画面。
当然ですがデバイスが違っても視聴できるコンテンツは同じです。
そうなると違いは操作の快適さなのですが、これは正直なところPS4に軍配が上がります。引っかかることもなくサクサク動きます。
PS4はメインメモリ8GBにゲーム用の高速GPU搭載ですから、そもそも競合するカテゴリではありません。
プライムビデオ視聴が目的で、既にPS4を所有しているなら、あえてfire TV stickを買う必要はありません。
第二のキラーコンテンツAbema TV(アプリ)
実はabemaTVがfire TVに対応していたことをセットアップ後に知りました。
滅茶苦茶ありがたい!!!
ハイビジョン画質でドラマ、映画、スポーツ、動物、アニメが無料放送されています。 iPhoneやAndroidでも視聴することは出来ましたがまさかテレビで見れるとは…神かな?
大げさでなく、これだけでテレビの放送チャンネルが倍になったような錯覚を覚えます。
有料会員でないとタイムフリーで視聴できない番組や、そもそも番組を録画できないという弱点はありますが、地上波を補完する立ち位置というか、「気が向いた時になんとなくテレビをつける」という目的に最高にマッチします。
abemaオリジナルの番組もたくさんあるのですが、全体的に地上波に比べて良い意味でゆるいというか自由な雰囲気があります。 個人的にはこの番組がすごい好き。この番組をテレビで見れるだけでもう元は取れた…。
簡単に言うと、ハイビジョン画質の声優ラジオです。 地上波クラスの画質なのにヘンに凝った作りにはせず、ゆるーくまったりアニメの雑談をするだけという、ラジオの長所とテレビの長所をあわせ持った番組。
あらゆるラジオ番組は全部このフォーマットにしてほしいです…。本当に素晴らしい。
abema TVは2017年3月現在、まだPS4に対応していないので、これだけでfire TV stickを買った価値がありました。
もちろんyoutubeにも対応
はいこの通りバッチリ対応しています。 画質もハイビジョンで十分。
niconico動画アプリはもう少し頑張って…
「PCやスマホで見れる番組をテレビで」というコンセプトは良いのですが、abemaTVと比較すると画質がいまひとつ…
全体的に動作がモッサリしていることもあり、あまり利用していません。
まとめ
以上、主にfire TVシリーズで利用できる動画サービスに絞ってのレビューでした。
もちろんプライムビデオの視聴という目的だけでも期待に応えてくれますが、個人的にはabemaTV対応によって更にコストパフォーマンスが跳ね上がりました。最高です。
今回説明を省きましたがプライムミュージックやスマホのミラーリング機能も搭載されており、
「fire TV stickに4980円払う価値があるか?」と聞かれれば、「プライム会員なら間違いなくある!」と断言できます。
新型はまだ発売されていませんが、順当なスペックアップで操作感が向上していると思われます。旧型でも十分とは言いましたが羨ましいもの羨ましい。
4K対応のfire TV買うかな…