こんにちは。しばらく間が空きましたがブログ再開です。
今年もいっぱいガジェットレビューするぞ!
そんな決意とともにお送りする今回のテーマはニッケル水素充電池。
はい。みんな大好きeneloopです。ニッケル水素というだけで何となく未来のテクノロジーっぽい響きに興奮します。
eneloopに関しては色んなところでレビューされているので、当ブログではeneloop本体にも触れつつ、ニッチ方面を狙って充電器のレビューです。
【目次】
今回は前置きが長いのでレビューの結果が気になる方は目次から「充電器レビュー」の項目をクリックしてください。
【スポンサーリンク】
eneloopの良さはシンプルであること
eneloopといえばこれ。始まりにして至高のSANYO製エネループです。
美しいですね。素晴らしいですね。
白地にブルーの製品ロゴのみという潔いデザイン。シンプルであり、一切の無駄がありません。まるでアップル製品のようです。
発売された当時(2005年)はこのオシャレさだけで圧倒されました。
はあ…今見てもため息が出るほど美しい。これを眺めながらお酒が美味しく飲めるレベル。 というか10年以上前の製品デザインが2017年現在でも余裕で通用するという凄さ。現行の他製品と比べても時代遅れどころかむしろ旧eneloopの方が優れてる? …神かな?
そしてPanasonicロゴへ…
(第4世代のeneloop)
経営不振により三洋電機がパナソニックに吸収され、eneloopが第4世代を迎えたタイミングから現行のデザインとなりました。
見ての通り、ロゴが残念な感じになってしまいましたね…(お願い、前のデザインに戻して…)
このあたりの事情は下の記事で詳しく説明されているのですが、ブランド戦略ということであれば仕方ない…のかな。
この世代では「2100回繰り返し使える」「満充電から1年放置しても90%維持できる」など、充電池としての性能は完成の域に到達しました。
この際限定モデルでもいいので、第4世代+旧デザインのeneloopを発売してくれないかなと願ってやみません。
eneloopの登場で充電池の世界が変わった
eneloopはそれまでの充電池の「買ってきたらまず充電して使う」「充電してもしばらく放っておくとガンガン電池残量が減っていく(また充電してから使う)」という問題点を克服した、技術的に革命的な製品でした。
ですが個人的にはさらに偉大な功績があると思います。
それは充電池の知名度とイメージを飛躍的に向上させたことです。
それまでの充電池のイメージは「地味で使いづらく、なんとなく高価なモノ」という程度でした。店の売り場を見ても、アルカリ乾電池がメインで充電池は隅っこにひっそり置いてある程度。
それがオシャレで使いやすい充電池eneloopの登場によって、「最初からアルカリ乾電池と同じように使える」「何よりも見た目がオシャレ」「初期コストは高いが、繰り返し使えるので結果おトク」というイメージが広がりました。eneloopの登場によって充電池が市民権を得たのです。
私もeneloopが登場しなかったら今も乾電池を買っていたと思います(実際それで不便というわけではないので)
充電池ってなんでこんなに楽しいんでしょうね。見ているだけで癒やされますね(使えよ)
充電器レビュー
前置きが長くなりましたが、ここから充電器レビューです。
見た目の比較
これが旧モデル(BQ-CC21)。
カバーを開いた状態がこちら。
こちらが新モデル(BQ-CC55)です。
まず目につくのがカバーの有無。旧モデルにあったカバーが新モデルでは省略されてしまいました。
コストカットであれば仕方ないとは思いますが、カバーのおかげで埃が入らず便利だっただけに、省略されたのは残念ですね。
新モデルになって良くなったところ
充電時間が短くなった
同容量の充電池に対して所要時間が2時間30分から2時間になり、充電のスピードが向上しました。
うん、まあ早いことは良いことです。
とはいえ、この程度なら、「しいて言えば嬉しい」という感じです。
一目でバッテリー残量が分かる
パナソニック公式サイトより
旧モデルでは充電中(点灯)と充電完了(消灯)くらいしか見分けがつかなかったので改良されました。
とはいえ、実際に充電するときはコンセントにセットした後に放置するので、残量表示はそれほど気にしません。
でも残量が分かるとなんとなく楽しい。これ大事。
買い替え時期が分かる
これはとても良い機能。
充電池が内部で故障していたり寿命が来ているとLEDが黄色で点滅します。
(と言いつつ、手持ちに寿命が尽きたeneloopがなかったので、現物では確認出来ていません )
充電池をたくさん使っていると「これ結構古いけど、まだ使えるの?」と微妙に不安になることが多いので、「寿命ですね」と断言してもらえるこの機能は安心できて良いです。
乾電池の充電ストップ機能
充電器に乾電池がセットされると、故障を防ぐために自動的に充電をストップしてくれます。
充電池はそれと分かるような見た目なので、そもそも間違える可能性は低いですが、小さな子供や家電に詳しくない人が間違えてセットしてしまう可能性もあるので、こういう気遣い機能は嬉しいですね。
改善してほしいところ
正当な後継機なのでとくに不満はないのですが、やはりカバーは復活して欲しいかなと。
【結論】充電器を買い換える価値はあるか?
充電速度が向上したり電池残量が分かりやすくなったりと、順当にパワーアップしているBQ-CC55ですが、これをもって誰もが買い換える価値があるかというと、微妙です。
「充電する」というシンプルな機能であれば旧モデルでも十分役目を果たすことが出来ます。 普通に使うなら買い換えなくても大丈夫ですが、
「子供が乾電池セットしないか心配」
「eneloopが山ほどあるのでどれが買い替え時期なのか分からぬ」
といったケースでは買い換える価値は十分にあります。
ちなみに私が買い替えた理由はというと、例によって旧型を紛失したからです。(そして新型が届いた後に旧型も見つかった)
【スポンサーリンク】