今回から「スマートフォンの月額料金を節約するにはどうしたらいいか?」をテーマに、MVNO、格安SIM、SIMフリーについてなるべく分かりやすく解説していこうと思います。
このシリーズの方針について
私は現在auのスマホを所有しているのですが、実際にはまだ格安SIMとかMVNOとかいうものを使ったことがありません。
「今より安くなるんでしょ?」「通信速度が落ちるのは嫌だなぁ」「今の電話番号は使えなくなっちゃうの?」など、興味はあるのですが、なんとなく警戒してしまっている状況です。
はい、正直に言ってしまいますが、実は格安SIMやMVNOについて、名前を聞いたことがある程度で、よく分かっていないのです。
ですがやはり月々のスマホ通信料金が負担になってきたこともあり、「MVNOとやらを徹底的に調べて、安くなるなら変更するぞ!」と謎の決意だけは固めました。
そうなると色々気になることが出てくるわけですが、調べても調べても分からないことだらけです。くじけそうになりました。
初心者である私が分からないことは、同じく初心者の方が分からない、気になるポイントだと思います。
一つずつ丁寧に調べて解説していくことで、それを読んだ方も順を追って理解していく手助けになるはず。
なのでこのシリーズは「MVNOや格安SIMに興味はあるけど、分からないことだらけで踏み出せない」そんな方のための記事です。
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初心者によるMVNO(格安SIM)調査日誌なので長期シリーズになるかもしれません。
気長にお付き合いいただければ幸いです。
※調べたことや記事が増えていけば、そのうち総集編やまとめ記事を書くと思います。
そちらを待っていただくのも良いかもしれません。
ではここからスタートです。
MVNO(格安SIM)に興味を持ったキッカケ。月々の通信料金、高くない?
スマホを利用されている方は今現在どの通信会社と契約しているでしょうか。
やはり一番多いのはドコモ、au、ソフトバンクなど、大手の通信会社と契約されているかと思います。
(ちなみに私はauです)
なにしろ安心感が違いますよね。
ガラケー時代から電話やネット通信を担ってきた実績があるので、とりあえずこの3社のうちのどれかを選んでおけば安心。
何か分からないことやスマホが故障したときも、それぞれの会社が運営しているショップでサポートを受けられるというメリットがあります。
サービス面には不満はないのものの、実際にスマホを使い始めてそれなりに使い方も慣れてきた頃、月額7000円~10000円という利用料金に驚きます。
便利なのはいいけど、さすがに毎月1万円近くの出費が続くのは厳しい…
そこで気になったのが、最近よく耳にするようになった「MVNO」や「格安SIM」と呼ばれるサービスです。
テレビのCMなどもあって少しずつ認知度は上がってきたものの、やっぱりよく分かりませんよね。
「通信?する企業がスマホを販売しているの?」「通信会社ってアンテナとか立てるんでしょ? 聞いたこともない会社でちゃんと電話やネットできるの?」と警戒してしまいます。
契約を変更するにせよしないにせよ、「MVNOで電話を契約しても大丈夫なのか、電話やLINEが出来るのか、都会じゃなくても電波は届くのか」を知らないと、安心して利用できません。
そこで今回はまずMVNOとは何か、格安SIMとは何かというところから調べてみました。
そもそもMVNOってなに? 格安SIMとか名前からして怪しくない?
専門的な話は置いておいて、ざっくり理解しておくべきことは以下の通りです。
- スマートフォンや携帯電話で、電話・インターネット・メールをするためには日本各地にアンテナを始めとする通信設備を設置して、どこにいても電波が届くようにしなければなりません(アンテナだけでなく、通信するためのケーブルや様々な機械が必要です)
- ドコモ、au、ソフトバンクなど大手の通信会社は莫大な費用と何年もの月日をかけてほぼ日本全域にこの通信設備を設置してきました
- MVNOと呼ばれる会社は、ドコモなどの大手事業者が設置した通信設備を借用している立場です。その代わりに料金を支払い通信ネットワーク環境を借りています。
- つまりMVNOとは大手通信会社から借用したネットワーク環境を一般ユーザーに提供している会社です。正式には「仮想移動体通信事業者」といいます。本当は通信設備を持っていないけれど通信サービスを提供するので「仮想」が付いているわけですね。
- MVNO(仮想移動体通信事業者)は回線を借用している大手通信会社(ドコモ、auなど)と同じ設備を利用しているので、全く通信エリアが利用できます。
- スマートフォンや電話が通信を行うためにはSIMカードという認証カードが必要となりますが、MVNOが提供するSIMカードは大手通信会社のインフラを利用して値段を下げたサービスを提供しているので、「格安SIM」と呼ばれているのです。
今回の結論:MVNOだと電波が繋がりにくいとかあるの?
【答え】MVNOが回線を借りている会社と同じ設備を使うため、ドコモやauと全く同じ範囲で繋がります。
「MVNO(格安SIM)自体が通信サービスを提供しているわけではなく、ドコモやauが日本全国に設定したアンテナ設備などをそのまま借用して通信サービスを提供している」
つまり、少なくとも通信エリアについてはドコモやauなどと全く一緒なので心配する必要はありません。
ただし、ドコモが繋がりやすい地域やauやソフトバンクが強い地域などがあるのは従来と同じなので、MVNOを選ぶ時は、その会社が通信回線を借用している大手通信会社についても知っておく必要があります(といっても難しいことではなく、ドコモ系、au系などと記載されています)
おわりに
今回はMVNOとは何か? 格安SIMとは何か? 電波が繋がりにくいとかあるの? という疑問について調査してみました。
よく理解できなかった場合、とありあえず「電波が繋がるかは気にしなくてOK!」と覚えてください。
それでは今回はこのへんで。
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